2017年6月の例会報告

日時 6月18日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間  9時40分から16時55分まで
研修内容

午前
9:40  出席者点呼・会務報告
10:00 素問輪読(12) 「『素問』五臓生成篇」 進行:小林先生
10:50 休憩
11:00 基礎講義 「第3章病因論 第1項素因~第2項内因」 発表:井上先生 司会:野間先生
12:00 昼食

【聴講・基礎・研修】13:00~16:40
13:00 【標治法】円皮鍼の使い方
13:30 【4月のパネルディスカッション検討会】 3先生による合同実技
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了

・あいさつ  小林先生
まずは近況報告から始まりました。次いで私(報告者)が先月バルセロナで行ったセミナーに触れ、その報告ページを作ってはどうかとの提案をされました。
次に最近の治験から、両脚の疼痛を訴える小5男子の治療について、邪論の肝病で大腸経の三間と小児鍼を施すと痛みが完全に消失するものの効果が長続きせず治療に苦慮している。よきアドバイスがあれば、ということで話を結びました。

朝の挨拶2017年6月
朝の挨拶2017年6月

・素問輪読(12) 五臓生成篇 進行:小林先生
五臓と五味、五臓と顔色との肝経、血の働きなどについて述べられた篇です。尺膚の感触や三焦経と薬指の関係、更には顔色の変化の仕方によって予後の良不良がわかる。古典を実践するときの態度など、非常に興味深い講義でした。

素問輪読2017年6月
素問輪読2017年6月

・基礎講義 「第3章病因論 第1項素因~第2項内因」 発表:井上先生
素因では、各臓の体質を理解する方法として、自分の身近にいる人や有名人に重ね合わせるのがよいという話でした。また、内因では、随所に現代医学の文献を参照し、フロアの先生達からの助けを受けながらのわかりやすい講義でした。

基礎講義2017年6月
基礎講義2017年6月

実 技
・円皮鍼を使ったギックリ腰の処置法 二木先生)
先生自身がギックリ腰を起こしていたので、自らの身体を教材にして指導されました。円皮鍼は痛むところではなく経絡の流れが滞っているところに貼付すること、患部への瀉法鍼、ゾーン処置など、非常に参考になりました。

・三先生による合同実技
4月のパネルディスカッションを受けて、岸田先生、私、二木先生が1人の模擬患者を診察しました。
その結果、岸田先生は脾病、私は寒邪による肝病、二木先生は脾虚肝実(肝実を邪と考える)と、三者三様の証となりました。

・腹部を用いた手法習練(二木先生)
今回は、鍼を留めておく時間によって三点セットへの影響が異なることを皆で確認しました。殆どの人が留める時間が長いために鍼の効果を半減させていることがよくわかりました。概ね1・2秒くらいがよいようです。

・小里方式
今月は、基礎班を岸田先生が、研修班を二木先生、小林先生がそれぞれ担当しました。

実技風景(1)2017年6月
実技風景(1)2017年6月
実技風景(2)2017年6月
実技風景(2)2017年6月

・指導者研修会
例会終了後、有志で指導者研修会を行いました。

報告者:山森伸樹

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください