2018年3月の例会報告

日時 3月18日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(306号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間  9時40分から16時55分まで
研修内容

午前
10:00 素問輪読(20) 『素問』平人気象論(18)~ 進行:津田先生
10:50 休憩
11:00 基礎講義 「第4章脈診 第3項脈診法 5.祖脈と病脈(3)病脈診と其の脈理~ 11.最後に」  発表:小林先生 司会:山森先生
12:00 昼食

<研修班>13:00~16:40
13:00 奇経治療
13:30 取穴 足太陽膀胱経
14:00 脈診修練
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了
朝の挨拶

朝の挨拶2018年3月
朝の挨拶2018年3月

朝の挨拶は二木先生でした。
この日は岡山ではじめて点字ブロックが発明された日という話から始まりました。その後、この冬はインフルエンザが猛威を振るい、自身も久しぶりに高熱で苦しんだ話しから始まって、さまざまな熱に関わる症例を発表されました。体温計で測っても熱はないけど熱さを訴える「芯熱」や、「保温」と「加温」の違い、また「加温」による痛みの悪化など、臨床の役に立つお話を聞くことができました。

素問輪読

素問輪読2018年3月
素問輪読2018年3月

素問輪読は津田先生が担当されました。今回は平人気象論篇第十八からでした。
この篇では、まず病気のない健康な人の脈の説明と、季節による脈の変化、胃の気の有無での生死について書かれていると概要を説明され、その後は順に本文を読んで丁寧に語句の説明を加えながら、わかりやすく進められました。

基礎講義

基礎講義2018年3月
基礎講義2018年3月

基礎講義は小林先生が担当されました。
脈診は、診る者が何の情報(例えば浮沈など)を意識して診ることで、さまざまな情報が得られる。しかし脈診だけに頼るのは危険であり、滋賀で行っている肩上部・腹診・脈診の3つを比較検討しながらみている3点セットで確認しながら診ることが、誤りを少なくし、また脈診も早く上達できることを話されました。季節による脈の変化については、津田先生の話を受けて季節の大過脈・不及脈についてと季節の変わり目である土用の期間は、脾虚証が増えるように思うと自身の経験を話されました。いい脈とは小学校3~4年ぐらいの子供の脈で柔らかく伸びやかで気持ちのよい脈であることを話されました。最後に自身が昨年末から1月にかけて経験した骨折の脈について話されました。痛みが強いときは、二木先生が話されていたように両寸口脈が強く、痛みが治まってくるとその脈がなくなってくるということでした。

実技

実技風景(1)2018年3月
実技風景(1)2018年3月
実技風景(2)2018年3月
実技風景(2)2018年3月

午後の実技は、先月から引き続きしている奇経治療を聴講班・基礎班・研修班3班合同で実技を行いました。
その後の取穴以降は各班に分かれ、実技を行いました。

詳しい内容を知りたい方は、録音データを販売しております。そちらをお聴きください。

 
報告者:岸田美由紀

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