平成21年4月19日 草津まちづくりセンター
午前9時40分~午後16時30分まで
内容
午前「2008年度定期総会」
「会長講演」 小林久志先生
午後 「取穴」
「臨床室から新しい発見」 二木清文先生
午後 「取穴」
「臨床室から新しい発見」 二木清文先生
「基本刺鍼」
「小里方式」
午前
今回の挨拶は、小林久志先生による会長挨拶であった。昨年は
滋賀支部での大イベントであた夏期研とにき鍼灸院でのオープン例会での出来事を含め、今年度も素晴らしいスタートを願ったご挨拶であった。続いて、一年に一度の定期総会が開かれた。

今年度の始まりは小林久志先生による会長講演であった。題名は「人間博士になろう!!」であった。年配の方は大体薬漬けではなかろうか?ご自身の闘病体験から薬の副作用恐ろしさを含め様々なことを話された。また、闘病時に西洋医学に助けられたことからお医者さんの素晴らしさも知ることが出来た。そして、東洋医学においては西洋医学的に原因不明だが治療は出来る。未病治す手助けが可能ではなかろうか。人間は常に生きようとしている。死をむえたとしてもまた生まれ変わる。そういった意味でも人間は小宇宙なんだということであった。まだまだ素晴らしい講演は続くのであった。
午後
午後は、まず心包経・胆経の取穴から始まった。取穴が難しい経穴にも容易に出来るような体位があるということ。細い腱などは何度も示指でその付近を往復することにより浮かび上がってくるものだということ。正確に取穴をすることは治療効果を大きく向上出来また、しっかりと生きて働いている穴をとることは大変重要なことであると再確認できた。研修会の度にベテランの先生方と共に取穴の実践をすることはとても大切なことだと改めて感じている。
次に、二木先生の臨床室から「踵の痛み」における標治法の指導いうことであった。どうやら、殿筋の関係が深いのではないかということであった。二つのベットに分かれて実際に行ってみると臀部の艶や緊張の緩み方が違っていたということ。また、治療を受けた先生方も歩行時の足の軽快さに驚かれておられた。続いて基本刺鍼の修練をペアを組み行った。ベテラン先生方からもご指導を受けたりと大変参考になり、また一ヶ月後に成長をみて頂きたいなと思った。自然体は常に心がけること。基礎基本の大切さを改めて再確認できた。
午後の後半は、聴講生、基礎班と研修班に分かれて三台のベットで小里方式を行った。聴講生には岸田美由紀先生が御指導され、基礎班には二木清文先生御指導のもと、母指の動作痛ということでモデル患者となり治療を行った。また、研修班は二名のモデル患者治療を行った。今例会もベテラン先生方達から教わることが多く又刺激を受け、一日一日の臨床の場を大切にしなくてはならないなと感じた。