9月の例会報告

平成25年9月15日 草津まちづくりセンター

午前9時40分~午後16時30分まで

内容

午前「難経読み合わせ」  那須且良先生

「基礎講座」  岸田美由紀先生

「気功指導」  中尾俊哉先生

午後 取穴、擬似的胃の気脉作成実験、小里方式

 

午前は二木清文先生による代表挨拶から始まりました。

8月の夏期研修会について、その後に来年当会が開催する立場として研修会後に大阪の中華屋さんで実行委員会が集まり活発な意見交換を行い、来年度の準備に取り組んでいる話からはじまりました。また、今年の夏期研修会では邪正論についてまだ取り組みがわからない先生も多い中、興味を持つ先生も多く、ほとんどの班で邪正論を取り入れた実技が行われたと話がありました。気血津液論と邪正論との使い分けの話から、現在行っている臨床の話を交えて聞くことが出来ました。

午前最初の講義は、那須且良先生による「難経読み合わせ」でした。

今月は45難の読解進行をしていただきました。筋肉の緊張や下半身のアプローチに陽陵泉をよく使うが上半身にも使えるのかという問いに対しての応答が幅広く、「筋に対して陽陵泉と限定しない」という臨床例もあり、充実した展開をみせました。

次に岸田美由紀先生による基礎講座「脈診」でした。

午前の最後は、中尾先生の気功指導がありました。

午後の実技は擬似的胃の気脉作成実験、取穴を行いました。

はじめて参加する聴講生の鍼灸師の先生と交じりながら行いましたが、ここまで丁寧にツボを観察したことがないです!こんなに体が変化するものなんですね?!と、驚きつつ、感動しながら感想を伝えてくれました。会では臨床に使える脈診を修練しているのですが、学校では学ばないため、鍼灸師でも脈をみないという先生も聞くところ少なくありません。実技の時間で、脈の変化がわからない場面では、なんとなくでもいいので、変化がわかればOKですとお伝えしています。何回かして初めてわかる感覚や、臨床で出会い初めて自分の引き出しに入れたりすることが出来るので、めげずに一緒に勉強していきたいと思いました。

次は基礎班と研修班に分かれて基本刺鍼を行いました。

つづいて基礎班と研修班、4台のベッドに分かれて小里方式を行いました。

 

聴講班は二木先生が担当くださいました。

今月は台風のため、指導者研修会は中止しました。

興味を持たれた学生の皆さん、先生の皆さん、和やかで温かい滋賀漢方鍼医会に一度お越しください。また、わからないことがあれば何でも聞いてみてください。

一緒に笑って楽しく勉強出来れば嬉しいです。お待ちしております。

報告ページ担当 大野沙織

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