6月の例会報告

日時 6月21日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間  9時40分から16時55分まで
研修内容 出席者点呼・会務報告

午前
10:00 難経読み合わせ 第51回 七十難 発表:岸田先生 司会:山森先生
10:50 休憩
11:00 基礎講義 第1章漢方医学の基本概念 第3項 三才 ~ 第6項 邪正論 発表:木下先生 司会:岸田先生

12:00 昼食
午後
<研修班>
13:00 取穴(足少陽胆経)
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了

朝の挨拶は小林先生が担当でした。

東京に行かれ帰りの新幹線から、岐阜県から滋賀県に入ってすぐのところにもぐさ屋の看板が見えるから始まり、伊吹もぐさを広めた近江商人についてお話しをされました。

近江商人は各地を巡り、その先々で商品を売り、行った地の物産を購入して加工し、また他の地で売る「諸国産物回し」と呼ばれる商いをしていました。商売上手でしたが「売り手良し、買い手良し、世間良しの三方良し」の考えで、私腹を肥やすことなく普段は「始末して気張る」が合い言葉で質素倹約し、使う必要がある時はしっかり使う。そして災害などがあった時には気前よく寄付をしていたということでした。

最後に伊吹もぐさを有名にした亀屋左京6代目当主、松浦七兵衛のお話をされました。六代目七兵衛は江戸で行商をし、稼いだお金で吉原に行き、そこで世界初のCMソングを遊女に歌わせて伊吹もぐさの名を広めました。また成功をねたむものから嫌がらせをされたことも浄瑠璃にして、また伊吹もぐさの名を広め、ただでは起きない近江商人の姿を聴くことができました。

午前の講義の始まりは難経読み合わせでした。担当は私、岸田がしました。担当した七十難は季節によって鍼の刺し方の違いを解説した難です。素問や霊枢の中に季節に応じた刺し方がないかを調べ講義しました。また焼山火、透天涼の刺法についても関連しているのではと思い解説しました。

次の基礎講義は木下先生が担当でした。内容は「第1章 漢方医学の基本概念 第3項 三才 ~ 第6項 邪正論」までの範囲でした。フロアーの先生達とやりとりをしながら、テキストを元に進められました。基本を振り返ることができ勉強になりました。

基礎講義をする木下先生
基礎講義を解説する木下先生

午後からは基礎班、研修班に分かれ、それぞれに応じた内容で基礎実技修練、小里方式によるモデル治療を行いました。

基本刺鍼実技
基本刺鍼実技
小里方式実技
小里方式実技

報告者 岸田美由紀 ask edd

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