日時 1月17日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間 9時40分から16時55分まで
研修内容 出席者点呼・会務報告
10:00 難経読み合わせ 第56回 七十九難~ 発表:田口先生
司会:山森先生
10:50 休憩
11:00 基礎講義「第2章蔵象論 第1項 肝胆の生理と病理 2.胆の生理、3.
肝胆に関する病理」
発表:中尾先生 司会:野間先生
12:00 昼食
<研修班>13:00~16:40
13:00 取穴(手太陰脾経)
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了
挨拶 小林先生
年明けから、若い頃やっていたギターを再び始めたという話から始まりました。
先日のテレビで、約30年間エアギタリストだったことを告白したTM NETWORKの木
根尚登氏が、一念発起してギターを練習したという話を通して、何かを始めるの
に遅すぎるということはない。鍼灸では経験の差は埋めがたいものがあるけど、
取穴や刺鍼技術などは努力次第で追いつけないことはないと力説しました。
また、勉強してみたいテーマがあれば、会員の誰でもが要望・提案してほしい
旨を呼びかけて挨拶を結びました。


難経読み合わせ 田口先生
はじめに、ある鍼灸師のブログから、治療するも回復の芳しくない患者さんが
脳脊髄液減少症だったという記事を紹介し、診断が難しく症状も多彩な疾患では
あるけど、治療しても回復が芳しくない場合には、本疾患の可能性を考えてみる
べきではないかという話から始まりました。
今回は七十九難と八十難、補瀉の手法や選穴、刺抜のタイミングについて述べ
た難ですが、背部の標治法において外虚内実をどのようにして診るか、所見毎の
鍼の使い分けをどうするか、鍼の刺抜のタイミングをいかに考えるのかなど、、
ベテラン先生を中心に質疑が行われました。

基礎講義 中尾先生
今回は「胆の生理」、適切に文献を引用しつつ、古典からの引用部分ではフロ
アからの助けを借りながらの苦心の講義でした。
また、ベテラン先生を中心に、肝がらみで印象に残った症例をあげていただき、
これに対する質疑応答が行われました。

実 技
今月は基礎班を小林先生が、研修班を二木先生、岸田先生、私がそれぞれ担当
しました。 小里方式では、久しぶりに二木先生による邪正論的選穴を見聞しま
した。治療効果については異論の余地はありませんが、気血津液論との使い分け
や選穴の根拠など、学術上の課題が多いなと思いました。


新年会
月例会終了後、会場近くにある赤坂飯店において新年会を開催しました。
