日時 1月20日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間 9時40分から16時55分まで
研修内容
午前
9:40 出席者点呼・会務報告
10:00 素問輪読(26) 宣明五気篇(23) 進行:北村先生
10:45 治験発表 発表:山森先生
11:05 休憩
11:10 基礎講義 「第8章 各臓の病症と治療 第1項肺の病症と治療~第3項脾の病症と治療」 発表:野間先生 司会:岸田先生
12:00 昼食
午後
<研修班>13:00~16:40
13:00 奇経治療
13:30 取穴 手陽明大腸経
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了
<基礎班>13:00~16:40
基礎班は基礎的な知識・実技を修得し、自ら証を立て治療ができるようになるの
が目的です。研修班より基礎的実技に重点を置き指導します。
1.取穴と臨床的自然体(足少陽胆経の五行穴、原穴、絡穴、げき穴)
2.基本刺鍼 衛気の手法と営気の手法
3.脈診修練
4.小里方式
<聴講班>13:00~16:40
聴講班は基本的実技のしかたと本会の実技紹介をするのが目的です。
以下の内容を丁寧に指導し、最後に鍼の効果が体験できるモデル治療をします。
1.基本姿勢
2.取穴と臨床的自然体(経穴は2穴ぐらいまで)
3.基本刺鍼(衛気の手法と営気の手法)
4.脈診のしかた(手の置き方・脈位の配当・脈の診方、菽法脈診の紹介など)
5.腹診のしかた(腹診の配当部位、腹診の診方など)
6.その他診察法の説明 望診、聞診、問診、体表観察など
7.モデル治療
17時より新年会
挨拶:二木先生
新年の挨拶に始まり、不問診、脈診についての話題でした。
点字の読み方を例にされて点字を読むには前後の点の配列を見ながら全体を見ながら読んで行く様に、脈診も
浮沈、総按、単按等広い範囲から診て行く事が必要との説明でした。
二木先生の不問診は「脈を診ながら頭の中で脈図を3D,4Dで描いている」とも説明されました。
また、研修会で得た事をすぐに臨床で実行する事の大切さを説かれました。
素問輪読(26) 宣明五気篇(23) 進行:北村先生
五入、五病、五并(へい)、五悪等、臓と臓に関係する事柄の説明をされました。
”肺は寒を悪み、腎は燥を悪む”という素問の記述が五行の五悪の肺は燥、腎は寒と矛盾しているのでは?
との疑問を示されましたがフロアの先生の助けを借りながらどちらも矛盾していない事を説明されました。
治験発表
発表は山森先生でした
外側上顆炎、いわゆるテニス肘で整形外科でステロイド注射でも良くならない方の症例でした。
脈診と切診から肺虚肝実症で治療、奇経治療も合わせて実施して治癒に向かっている旨報告されました。
この発表を通して少数穴で鍼を刺さないテイシン治療の素晴らしさを訴えられました。
基礎講義 「第8章 各臓の病症と治療 第1項肺の病症と治療~第3項脾の病症と治療」 発表:野間
寒い季節ですので肺の病症をメインに話しました。
肺虚陽実、肺虚陽虚、心虚陽虚、腎虚心実等この時期や鍼灸院に来院しそうな症を中心に話しました。
また肺や心の病症から来る鬱症状の治療に使われている擦過鍼の紹介もしました。
実技
今月は基礎班・研修班合同で、奇経治療、大腸経取穴、脈診習練、小里方式を行いました。
基礎班は治療室例会でやったように基本的に一人で標治法まで行ったとの事で、特に勉強になったようです。
その後の懇親会では美味しいお酒を頂きながら普段話せない事も話せて有益な時間であったと思います
報告 野間