2019年12月の例会報告

日時 12月15日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間  9時40分から16時55分まで
研修内容 出席者点呼・会務報告

10:00 治験発表 発表:小林先生 
10:45 素問輪読(31) 太陰陽明論(29) 進行:藤崎先生
11:05 休憩
11:10 基礎講義第2章第1項 肝・胆の生理と病理(1)基礎 発表:横島先生 司会:山森先生
12:00 昼食

<研修班>13:00~16:40
13:00 奇経治療
13:30 取穴 足少陰腎経
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半) 
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了

朝の挨拶

朝の挨拶2019年12月
朝の挨拶2019年12月

今月の担当は小林先生でした。
始めに元号が平成から令和に変わったことや、消費税が10%に上がったこと、ワールドカップラグビーで盛り上がったこと、台風災害など、今年になってからあったことを話されました。最後に奇経治療をどのように判断し、治療しているかを話されて締めくくりました。

治験発表

治験発表2019年12月
治験発表2019年12月

今月の担当は小林先生でした。「胆嚢ガンの術後の原因不明の側腹痛に対する1治験」とのタイトルで、ご自分の母親の治験例を発表されました。

素問輪読

dav
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今月の担当は、藤崎先生でした。太陰陽明論(29)は、脾と胃の関係が示された篇で、順番に本文を読んでいき、質疑応答をしながら進めていきました。

基礎講義

基礎講義2019年12月
基礎講義2019年12月

今月の担当は、横島先生でした。テキストの漢方鍼医基礎講座に沿いながら、説明をしていただきました。

実技

実技 奇経治療(1)2019年12月
実技 奇経治療(1)2019年12月

実技 奇経治療(2)2019年12月
実技 奇経治療(2)2019年12月

実技風景2019年12月
実技風景2019年12月

実技は研修班2班、基礎班1班に分かれ研修をしました。
はじめの奇経治療では、基礎班、研修班共に二木先生提案の奇経治療の実技をしました。今までしていた奇経治療のように異種金属を用いて調整するものではなく、単一金属(銅、真鍮)を使って対応する八総穴に施術していくものでした。

その後は、基礎班と研修班に分かれ、足の少陰腎経の取穴、基本刺鍼、小里方式をしました。

内容に興味をお持ちになられましたら、録音データを販売しておりますので、よろしければお求めください。
聴講の参加は随時受け付けております。こちらからどうぞ。

報告者:岸田美由紀

2019年11月の例会報告

日時 11月17日(第3日曜日)
場所 脈診流にき鍼灸院
℡0749-26-4500

研修時間 10時30分~16時45分 治療室例会

研修内容
午前
10:30 挨拶・自己紹介
        臨床公開

12:00 昼食

午後
13:00 小児はりの実技公開 
14:00 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:45 例会終了
17時より懇親会

臨床公開2019年11月(1)
臨床公開2019年11月(1)

臨床公開2019年11月(2)
臨床公開2019年11月(2)

臨床公開2019年11月(3)
臨床公開2019年11月(3)

小児はり実技公開2019年11月(1)
小児はり実技公開2019年11月(1)

小児はり実技公開2019年11月(2)
小児はり実技公開2019年11月(2)

小里方式2019年11月
小里方式2019年11月

今回は初の試みとなる三河と滋賀が合同での治療室例会でした。

午前は簡単な自己紹介の後ジャンケンで臨床公開公開者を決定しました。

結果、術者は1班が橋上先生、2班は山森先生、3班は二木先生となりました。

モデル患者はそれぞれ満永先生、野間先生、平松先生となり、普段通りの臨床を公開して頂きました。

主訴は満永先生が手首の痒み、野間が右目の痛み、平松先生が飛蚊症と肩の痛みでした。

普段通りにそれぞれの先生方が診断し、満永先生には脾虚証で剛柔選穴の陽陵泉、野間先生は肝虚で曲泉、平松先生には肝虚で曲泉で本治法を行いました。

標治法では橋上先生は知熱灸も使用する等、各先生方の治療スタイルの違いが見えて参考になったと思います。
 
午後からは森野先生による誰でも出来る森の式小児鍼というタイトルで理論実技の公開でした。

オリジナルのていしんの公開や手技についても細かい説明をして下さいました。

アトピー、とびひ、夜泣き、匂いに敏感すぎる、よだれが止まらない等実際に鍼灸院に来院した患者さんの説明と実技でした。

母親の主訴が子供の主訴とは限ら無い事。本当の原因を、肌の色、尺皮の状態、脈等から判別し、漢方鍼の考えに沿ってそっと皮膚に触れながら治療するだけで諸症状が改善された手技を

説明しながら公開、非常に勉強になりました。

その後各班に分かれて小里方式で研修しました。

それから会場を移して懇親会でした。

料理も美味いし、例会中では聞ききれなかった質問もドンドン飛び交って非常に盛り上がりました。

内容が非常に濃い一日でした。

報告者:野間

2019年10月の例会報告

日時 10月20日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(202号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間  9時40分から16時55分まで

研修内容
9:40  出席者点呼・会務報告
10:00 臨床あれこれ 発表:橋上先生 司会:山森先生
10:30 症例検討&実演 「頭痛」 司会:岸田先生
     休憩は随時5分
12:00 昼食

<研修班>13:00~16:40
13:00 奇経治療
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半) 
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了

◆挨拶 二木先生

朝の挨拶2019年10月
朝の挨拶2019年10月

時事感想として、ラグビーW杯、台風19号、消費増税などの話に始まりました。
次いで近況として、キャッシュレス決済での自身の失敗談と続き、来月の治療室例会の案内で話を結びました。

◆臨床あれこれ 橋上先生

臨床あれこれ2019年10月
臨床あれこれ2019年10月

 漢方鍼医会会長である隅田先生の治療室で開かれている水曜研究会に講師として招かれたときの話でした。自分の考えを人に伝えるのは難しい、と改めて感じたとのことでした。

◆症例検討&実演

症例検討&実演(1)2019年10月
症例検討&実演(1)2019年10月

症例検討&実演(2)2019年10月
症例検討&実演(2)2019年10月

症例検討&実演(3)2019年10月
症例検討&実演(3)2019年10月

1)岸田先生による頭痛の概要説明
 頭痛には一次性と二次性があり、鍼灸院では一次性頭痛が多いと思われること。危険な頭痛の鑑別点などを説明がありました。

2)頭痛を主訴とする患者は?
開業している先生達からコメントがありました。それぞれ現状は異なるものの、頭痛を主訴とする患者は多いということでした。

3)治療法について
督脈を調製する、偏頭痛圧痛点を目標に遠道刺、側頸部の緊張を取る、ゾーン処置など、開業している先生達を中心に様々な治療法が示されました。

4)自身の経験
偏頭痛、群発頭痛、緑内障による頭痛を経験された先生が自身の経験を語りました。

5)実技公開
側頸部の緊張をとる方法として、二木先生より施術部位とその触り方、てい鍼の当て方などの手ほどきを受けた後、会員同士で練習しました。途中、施術のタイミングなど活発な質疑応答がなされました。

◆実 技

実技風景(1)2019年10月
実技風景(1)2019年10月

実技風景(2)2019年10月
実技風景(2)2019年10月

今月は、基礎班・研修班合同とし、2班に分かれて、奇経治療、基本刺鍼、小里方式などを行いました。

◆指導者研修会
例会終了後、有志で指導者研修会を行いました。

報告者;山森伸樹