日時:5月17日(第3日曜)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津) 午前302号室
電話:077-561-7700
研修時間 10:00~16:30まで
【午前】10:00~12:00
10:00 会務報告
臨床あれこれ 「コミュニケーションについて」 藤崎先生
側頸部硬結の治療 二木先生
12:00 昼食・休憩
【午後】13:00~16:30
取穴法(手の陽明大腸経)・菽法脈診・ 基本刺鍼など基礎実技
小里方式
【午前】10:00~12:00
・朝の挨拶:二木先生
アメリカとイランの戦争により経済的な混乱が起きている話から始まり、最近、側頸部の硬結がひどい患者が多いとのことで、いくつか症例を紹介していただきました。まず、脱毛症の2症例で、側頸部硬結に施術することで効果があったこと、次に顔の吹き出物がきれいになった症例、片頭痛の症例と、側頸部の硬結を解消することでいずれも効果があったことを報告されました。
・臨床あれこれ:「コミュニケーションについて」 藤崎先生
治療院における患者とのコミュニケーションについてお話していただきました。まず、患者が治療院に何を求めているかについて、第1に苦痛を癒す技術力であり、第2に治療の説明や症状の説明、そして治療期間や料金の明示、免許証の掲示などによって与えられる安心感と信頼感です。患者との信頼関係を築くために、コミュニケーションが必要になってきます。コミュニケーションとは、「お互いの考え、感情、価値観を伝え合う行為」であり、「表現力」と「傾聴力・共感力」が大切になってきます。しかし、お互いの認識基準の違いや日本独特の言わなくてもわかるだろうという文化によって、相手にうまく伝わらないことがあります。相手に確実に伝えるためには、第1に具体的かつ明確に話す。第2に専門用語を当たり前のように使わずに、相手の理解力に合わせた言葉遣いをします。第3に声の大きさやトーン、話す速度、表情など非言語的な要素も大切です。例えば耳の遠い人に大声で話すことは、威嚇していると捉えられることがあるので、気をつけます。
以上のような説明をしていただいた後、同じ事を話していても、人によって捉え方が異なることを確認する実験をしました。実験は、言葉を聞いて紙にその通りの図形を描いていくものでした。書き上げたものをお互い確認すると、似ていてもやはりそれぞれ異なっていることがわかり、とても興味深かったです。

・側頸部硬結の治療:二木先生
予定を変更して、朝の挨拶で紹介された側頸部の治療を二木先生に指導していただきました。会員全員が、二木先生から施術を受けた後は、モデルと術者となって交代しながら練習しました。


【午後】13:00~16:30
・取穴
午後の時間は2班に分かれて実技研修を行いました。
取穴は、手の陽明大腸経のニ間・三間・合谷・陽谿・偏歴・温溜・曲池をモデルに取穴し、三点セット(脈・腹・肩上部)で正確に取穴できているかを確認しました。

・脈診修練(菽法脈診)
はじめに、お互い二人一組になって菽法の位置を確認し、その後、モデルを立て、寸関尺3部を同時に診る総按によって浮沈・遅数・滑ショク(さんずいに嗇)・虚実を確認した。寸関尺それぞれを診ていく単按では、それぞれの菽法の位置を確認した。

・基本刺鍼
はじめにお互い二人一組になって衛気と営気の補法の手法を確認し、その後、モデルの腹を使って、営気と営気の補法が正確にできているかを確認しました。また顔面を使って衛気の瀉法の修練も行いました。

・小里方式
2班に分かれて、それぞれモデル患者、指導者、施術者と役割を変えて小里方式進行表に基づいて実技を行いました。




報告者 岸田 写真 中嶋 岸田


