2026年6月の例会報告

日時:6月21日(第3日曜)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)302号室
電話:077-561-7700
研修時間 10:00~16:30まで

【午前】10:00~12:00
 会務報告
 臨床検討会 テーマ「頸部の病症」
 特別実技 痰飲の診方
 側頸部の治療

12:00 昼食・休憩

【午後】13:00~16:30
 標治法「ゾーン処置」・「円鍼とローラー鍼」
 取穴法(足の陽明胃経)・菽法脈診・基本刺鍼など基礎実技
 小里方式

【午前】
・朝の挨拶と会務報告(小林先生)
 朝の挨拶は小林先生が担当でした。今年の梅雨は梅雨らしく少し涼しい日が続いていましたが、最近、熱中症のような症状を訴える患者が少しずつ増えてきていることを話され、症例としてアトピーを持つ患者は汗がうまくかけないため体内に熱がこもりしんどさを訴えやすいこと、また昨年の夏に母親が家の中で熱中症になって意識を失っていた経験をお話されました。この日はサッカーワールドカップで日本の試合が行われたので、負傷者が多く厳しいが「史上最強」と呼ばれるチームなので期待していると話を結びました。

会務報告(1)2026年06月

・臨床検討会 テーマ「頸部の病症」
 二木先生の治験例「頚椎ヘルニアの診断があった首の痛みと腕のしびれ。7年後の再発でも鍼灸治療のみが回復」をはじめに読み、その治験例に対して質疑応答して進めていきました。
 治験例の頚椎ヘルニアと診断された患者は、7年前の初来院時は7回の鍼灸治療で首の可動域が広がり、しびれも軽減しましたが、仕事が多忙なため自然消滅で来院されなくなりました。7年後に同様の症状で再来院され、また7回の鍼灸治療のみで治癒に導けたとのことでした。時間が経過していてもパソコンソフトの電子カルテが役に立ったこと。カルテを記入する際に重要なのは「経過」であり、前回から症状がどう変化したかがわかるよう、必須項目をコンパクトに記入しておくことが臨床において重要であることを話されました。
 質疑応答では、痛みの周囲を強引に緩めすぎると、かえって痛む中心部とのバランスが崩れて悪化したり、患者が動きすぎて痛めたりすることがあるので、あえて痛みをすべて除去せず、患者の先を見通して手加減をする判断も必要であることを話されました。

臨床検討会「頸部の病症」(1)2026年06月
臨床検討会「頸部の病症」2026年06月

・痰飲の診方
 臨床検討会の中で話されていた痰飲の診方を、二木先生に解説指導していただきました。1つは喉元に手を近づけてみる方法、もう一つは肋間に指を置きすべらせて、指に感じる粘りを確認する方法でした。

痰飲の診方(1)2026年06月

・側頸部の治療
 先月に引き続き、側頸部の治療を班に分かれて練習しました。

側頸部の治療(1)2026年06月

【午後】
・標治法「ゾーン処置」・「円鍼とローラー鍼」
 標治法「ゾーン処置」・「円鍼とローラー鍼」実技の前に、午前に紹介した瀉法鍼による寝違いの治療の実技をしました。
 その後、先月に引き続き、標治法「ゾーン処置」・「円鍼とローラー鍼」を行いました。

標治法 ローラー鍼と円鍼(1) 2026年06月

・取穴法(足の陽明胃経)
 取穴書『要穴の臨床取穴法』に記載されている胃経の要穴から、内庭、衝陽、豊隆、足三里など、いくつか選び、モデルに取穴し、脈、腹、肩上部の3点の状態から正しく取穴できているかを互いに確認していきました。

取穴(1)2026年06月

・基本刺鍼
 二人組で衛気・営気の手法の確認をし、その後、モデルの腹に衛気・営気の判定をした後、適切に手法が行えているかを、取穴法と同様に3点の状態を確認して評価していきました。

基本刺鍼(1)2026年06月
基本刺鍼(2)2026年06月
基本刺鍼(3)2026年06月

・小里方式
 2班に分かれて、それぞれモデルを交代しながら、術者、指導者と役割を決めて、進めていきました。

小里方式(1)2026年06月

・今月のキャッチ

今月のキャッチ(1)2026年06月

報告者 岸田 写真 岸田・中嶋

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