日時 12月20日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(302号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間 9時40分から16時55分まで
研修内容 出席者点呼・会務報告
10:00 難経読み合わせ 第4回 七十六難・七十七難・七十八難発表:山森先生 司会:野間先生
10:50 休憩
11:00 基礎講義「臨床あれこれ」 発表:中川先生、原先生 司会:岸田先生
12:00 昼食
<研修班>13:00~16:40
13:00 取穴(足陽明胃経)
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了
12月の例会はようやく冬らしい寒さがやって来た3週目の20日に行われました。
【会務報告】
会務報告は二木先生の朝の挨拶から始まりました。暖かい日が続く中ようやく寒くなってきて、陽から陰へ変化する過程、いわゆる陰遁の時期になってきたと説明されました。それに続き世界の鍼灸のスタンダードが中国の影響をかなり受けて変わりつつあることを話されました。続いて自身の腰痛からの治験発表、それに関する症例を話されて挨拶を終えました。
【難経読み合わせ】
今月は山森先生が七十六難・七十七難・七十八難を担当されました。
七十六難は、本間祥白氏の文献を参考にしながら説明されました。七十七難七十八難はご自身の臨床経験から病の伝変についてと、押し手刺し手の”気”の感じ方について話されました。七十八難の時には参加者からの質問もあって”気”の感じ方、トレーニング法にについて何人かの先生方が自身の経験を話されました。”気”についてはある時突然わかる様になる事が多い事や臨床的自然体の大切さ等を話されました。
【基礎講義】
今月は「臨床あれこれ」という事で初めに中川先生が講義をされました。
ご自身が習っている武道の話からも鍼灸の治療においても自然体の姿勢がどれほど大切なのかを話されました。また2人ペアになって頭蓋骨の動きと体の動きやすさの関係について指導をして頂きました。続いて原先生が話されました。”養生”について風呂、食事、運動について、また特に卵油について作り方から効能、実際に飲んでみた感想、他シイタケ、昆布、コーヒーと”冷え”の関係等、フロアの先生方にも実際に患者さんにアドバイスしている事を話して頂き講義は終了しました。
【午後からの実技】
午後は,3班にわかれ、菽法脈診の確認・修練、取穴、基本刺鍼、小里実技をしました。
今回は年末という事で人数が少なかった分非常に濃い実技修練が出来、参加者にとっては非常に実り多い研修となりました。
午前講義の詳しい内容は、録音データを販売しておりますので、興味を持たれましたらこちらからご購入ください。
報告者:野間 秀樹