日時 11月20日(第3日曜日)
場所 脈診流にき鍼灸院
10時00分 治療室紹介(希望者のみ)
10時30分~17時00分
10時30分 会務報告
三井コテ実技公開 司会:岸田先生
13時00分 昼食
13時40分 取穴の練習
14時20分 小里方式(前半)
15時30分 休憩
15時50分 小里方式(後半)
16時30分 治療室例会終了
懇親会
11月は、毎年恒例の彦根にあるにき鍼灸院での治療室例会でした。
今月の治療室例会は例年に比べて温かい陽気の中始まりました。
実際の臨床ベッドを使っての実技修練が出来る治療室例会は非常に貴重です。
はじめに私、野間が三井コテの実技公開を行ないました。三井コテとは三井 兎女子さん(故人)が考案した電気式の温熱器です。
実際に鍼灸院で著効を得た患者さんの例と具体的な使用方法を公開しました。施術希望の先生方に熱がジュワッと身体に染み込んで行く様子を体感して頂きました。お灸や赤外線とも違う、体験した事のない気持ちの良い熱の伝わり方を感じて頂けたのではないかと思います。
午後は聴講者も含めて班分けをして、はじめに取穴修練を行いました。実際に臨床で使用しているベッドでの実技はいつもの例会とは違った緊張感があります。それぞれが自分の身体に合わせて高さを替えて臨床的自然体を意識して取穴を行いました。
その後は、小里方式をしました。今回は気血津液論からのアプローチと、邪論からのアプローチに分けて修練しました。今までは治療と言えば気血津液論が多かったように思いますが、邪論からのアプローチも学ぶ事が出来て大変有意義であったと思います治療の”幅”が広がった事を嬉しく思うと同時に最新の治療を学ぶ事が出来る事に感謝です。
17時から場所を移し、ビバシティ内にある秀月で懇親会を行い、多いに盛り上がりました。
私、野間にとってはは明後日からスペイン、バルセロナへ実技指導に行かれる山森先生から意気込みや予定などを聞く事が出来、これからの漢方鍼医会の発展を色々と想像した時間となりました。
報告者 野間 秀樹