日時 2月18日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(306号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間 9時40分から16時55分まで
研修内容
9:40 出席者点呼・会務報告
10:00 素問輪読(19) 脈要精微論(17)の続き 進行:藤崎先生
10:50 休憩
11:00 臨床あれこれ 発表:井上先生 司会:野間先生
11:30 平成30年度学術のための意見伺い
12:00 昼食
<研修班>13:00~16:40
13:00 奇経治療
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了
<基礎班>13:00~16:40
基礎班は基礎的な知識・実技を修得し、自ら証を立て治療ができるようになるの
が目的です。研修班より基礎的実技に重点を置き指導します。
1.取穴と臨床的自然体(足少陽胆経の五行穴、原穴、絡穴、げき穴)
2.基本刺鍼 衛気の手法と営気の手法
3.脈診修練
4.小里方式
<聴講班>13:00~16:40
聴講班は基本的実技のしかたと本会の実技紹介をするのが目的です。
以下の内容を丁寧に指導し、最後に鍼の効果が体験できるモデル治療をします。
1.基本姿勢
2.取穴と臨床的自然体(経穴は2穴ぐらいまで)
3.基本刺鍼(衛気の手法と営気の手法)
4.脈診のしかた(手の置き方・脈位の配当・脈の診方、菽法脈診の紹介など)
5.腹診のしかた(腹診の配当部位、腹診の診方など)
6.その他診察法の説明 望診、聞診、問診、体表観察など
7.モデル治療
17時より指導者研修会(307号室)
朝の挨拶
朝の挨拶は小林先生でした。
今年の異常な寒さに関する感想後、最近の臨床例として尿管結石の治療、
ふくらはぎの凝り固まった痛みと腎臓結石との意外な関係があったエピソードと具体的な治療方法を話されました。
また、体表観察と治療の経過で変化をしっかり診て行くことの大切さを訴えられました。
素問輪読(19) 脈要精微論(17)の続き 進行:藤崎先生
五臓と脈、季節、身体の関係性や脈診の方法等について述べられた篇です。
普段臨床で使っている脈診ですが、具体的な診断方法や脈状の細かな表現と病の関係は非常に参考になる話であったと思います。
臨床あれこれ
発表は井上先生でした
逆子の治療、子午治療について発表されました。
逆子の治療法ですが、三陰交、至陰のお灸の具体的な方法や患者さんの体位の注意等大変参考になる話で、帝王切開寸前の38週の患者さんが治ったエピソードが印象的でした。
子午治療は、先日の本部例会で発表された葛野先生の方法から追試を重ね、臨床に取り入れて効果が上がっている報告をされました。
治療経穴の絞り込みが簡単である事、効果も即効で持続性も高い等、是非臨床に取り入れたい内容でした。
平成30年度学術のための意見伺い
外来講師、臨床についてのディスカッション、治療方法のマニュアル化、腹診修練等様々な提案、意見が出ました。
これからの会の充実ぶりが楽しみに思えた時間でした。
実技
午後からの実技は始めに奇経の実技を行いました。その後は、聴講班、研修班にわかれ、
経絡の取穴や脈診、基本刺鍼修練、モデル患者を使って治療する小里方式をそれぞれ行いました。
投稿者:野間秀樹