2016年5月の例会報告

日時 5月15日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240

研修時間  9時40分から16時55分まで

9:40  出席者点呼・会務報告
10:00 素問輪読(2) 進行 山森先生
10:50 休憩
11:00 基礎講義「第2章蔵象論 第3項 脾胃の生理と病理 1.脾の生理 発表:木下先生 司会:岸田先生

12:00 昼食

<研修班>13:00~16:40
13:00 取穴(手太陽小腸経)
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半)
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了

朝の挨拶
今月の挨拶は、二木先生でした。
まず今年の第21回夏季学術研修会の準備進行状態の話題でした。続いて骨折の治療についての治験発表をして下さいました。
脈が両寸口が強い事、自発痛がある事や骨折部から遠い所からトントン叩いてみて患部にヒビキが出るか等の鑑別方法
、寫法鍼を使っての治療方法等、具体的な説明と実例を何例か話されました。

朝の挨拶2016年5月
朝の挨拶2016年5月

続いて素問輪読(2)として山森先生が進行を担当されました。
テキストとして小曾戸丈夫先生新釈の素問を使用し、会場にいる先生方で四季調神大論を輪読しました。
”春生夏長秋収冬臓”を知っていると理解が早い事を説明された後、具体的な季節ごとの養生法について解説されました。
また季節が与える身体への影響についてフロアの先生方が臨床例を話されました。

素問輪読2016年5月
素問輪読2016年5月

基礎講座

今月は木下先生が脾胃の生理と病理について担当されました。
テキストに基づきながら、自身の過去の経験から脾と関係の深い唾液についての考察、脾に良い食べ物の例等挙げながら丁寧に説明されました。
その後フロアの先生方と脾に関する臨床経験や五味についてまで幅広くフロアと意見を交わしながら講座を終了しました。

基礎講義2016年5月
基礎講義2016年5月

実 技
今月は、井上先生、藤崎先生が聴講班を、基礎班は山森先生、研修班は2班に分かれて二木先生、
小林先生が指導されました。

脈診修練、刺鍼練習、小里方式のモデル治療を行い、それぞれが技術修練をしました。

実技風景(1)2016年5月
実技風景(1)2016年5月
実技風景(2)2016年5月
実技風景(2)2016年5月

指導者研修会
例会終了後、有志で脈診の勉強会と脈診実技を行いました。

刺さないハリで治療なんて本当に出来る?見てみたい、体験したい、質問したい。興味のある方は是非お出で下さい。
学生の方でも丁寧にお応えします。一緒に学んで行きましょう!

報告者:野間 秀樹