2025年12月の例会報告

日時:12月21日(第3日曜)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)302号室
電話:077-561-7700
研修時間 10:00~16:30まで

【午前】10:00~12:00
10:00 会務報告
 臨床検討会 テーマ「上肢の疾患」
 標治法 「ゾーン処置」・「円鍼とローラー鍼」

12:00 昼食・休憩

【午後】13:00~16:30
 菽法脈診・ 取穴法(手の厥陰心包経)・基本刺鍼など基礎実技
  小里方式

【午前】
・挨拶と会務報告(二木先生)

 今年を振り返ると言うことで以下のような話でした。

公式テキストについて
 公式テキストを脱稿し、現在は編集作業中であること。新しい人を迎えるうえで
も、テキストの発刊を急ぎたい、との話でした。

漢方鍼医会、伝統鍼灸学会参加
 学会参加に先立って、5月には本部と滋賀が行き来し、補瀉手法のすり合わせを
した。その上で、近年、本部と地方で活動内容にズレが生じており、今後の会の
あり方として、実技などを統一する方向なのか、緩やかに連携する方向なのか、
本部として考えてもらいたいこと。
また、今後の取り組みとして、補瀉に関するシンポジウムを本部と地方が協力し
て開催してはどうかと提案した、という話でした。

特別講演を聴いて
 森ノ宮医療学園の清水先生から、養成学校では西洋医学的な説明が中心になりが
ちであり、実技では局所的な変化に頼る指導が主流になっていると、また、教員
の多くが臨床を行っていない現状である、との話を聞いて、学校教育が大きく変
わるにはよほどのことがない限り難しい」と感じたとのことでした。

3回目の講師
 滋賀県鍼灸マッサージ師会の学術研修会で3回目の実技講師を務め、今回はモデ
ル治療を行った。喉の不調を訴えた参加者が本治法と標治法で大きく改善し、会
場に驚きが広がった。
 また、参加していた滋賀盲の先生から盲学校の現状を聞き、生徒数減少により教
員採用がないこと、卒業生はほとんどがマッサージに従事し、鍼灸は活用してい
ないことなど、教えられた。視覚障害者が鍼灸で経済的に自立できるという情報
発信の必要性を強く感じた、とのことでした。

・臨床検討会(上肢の疾患)
 比較的よく遭遇する「テニス肘」について、肩甲骨内縁に対する二木式奇経鍼に
よる施術方が有効である、との意見が多くの先生達から出されました。
 実技研修では、肩甲骨内縁における施術ポイントの見つけ方と、その具体的な施
術方法について学びました。

臨床検討会(1)2025年12月
臨床検討会(2)2025年12月
臨床検討会(3)2025年12月

【午後】
・取穴(手厥陰心包経)
 中衝・労宮・大陵・内関・間使・郄門・曲沢の各経穴を練習しました。

取穴2025年12月

・拡張ゾーン処置
 施術法と施術ポイントの見つけ方を練習しました。

・小里方式
 今月は基礎班と研修班に分かれて行いました。
 基礎班では、モデル患者をもとに診察所見の見方や考え方を学び、研修班は「小
里方式進行表」に基づいて実践的な研修を行いました。

小里方式(1)2025年12月

小里方式(2)2025年12月

盲導犬キャッチ2025年12月

報告者 文:山森 写真:中嶋

2025年9月の例会報告

日時:9月21日(第3日曜日)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)302号室
電話:077-561-7700
研修時間 10:00~16:30まで

【午前】10:00~12:00
会務報告
臨床あれこれ 「原因不明の右下腿の腫れの治療」 岸田先生
伝統鍼灸学会 シンポジウム リハーサル  二木先生
ビデオ撮影

12:00 昼食・休憩

【午後】13:00~16:30
菽法脈診・ 取穴法(手の太陽小腸経)・基本刺鍼など基礎実技
小里方式

【午前】
・挨拶と会務報告 小林先生
まず、猛暑の中、母親の部屋のエアコンが故障しかけたため、新調した話から始まりました。そこから、視覚障害者協会の行事で関西万博に行き、4つの国のパビリオンを見学し、大屋根リングも歩いた話へと移り、最後に、臨床では膝や腰など複数の痛みを訴える女性患者の原因が足首の歪みにあると判断。捻挫歴が多く関節が不安定で、本治法により改善の兆しは見られたが、整復法に不安があり、詳しい技術を知っている人がいたら教えてほしいと話を締めくくりました。

会務報告2025年9月

・臨床あれこれ 岸田先生
原因不明の右下腿の腫れに対し、肺虚肝実証で約2か月間治療を続けた結果、下腿部の腫れは徐々に改善し、歩行や正座もできるようになった症例を発表しました。

臨床あれこれ2025年9月

・シンポジウムのリハーサルと動画の撮影 二木先生
10月に開催される伝統鍼灸学会のシンポジウムに向けて、リハーサルを行いました。 続いて、シンポジウム内で上映する実技動画の収録をしました。
しかし、1回目の撮影では後半部分が撮れておらず、再収録。トラブルがありつつも、どうにか撮影を終えました。

シンポジウムのリハーサルと動画の撮影(1)2025年9月

シンポジウムのリハーサルと動画の撮影(2)2025年9月

【午後】基礎実技
・脈診修練
はじめに、二人一組になって、各瀉法に正しく指を当てる練習をしました。
次いで、二木先生が右大腿部を疲労骨折したということで、骨折の脈を見せてもらいました。
そして、骨折の患部に瀉法鍼を打ち込むことで骨折の脈が改善し、胃の気が出てくるのを観察しました。

脈診修練2025年9月

・基本刺鍼
はじめに、二人一組になって、腕に衛気・営気の手法を施し合いました。 その際、互いの問題点を確認し、改善のためのアドバイスをしました。次に、モデル患者の腹部を使って手法の練習をしました。 まず、どちらの手法が適しているかを判定し、あえて先に適さない手法を施した後、適した手法を行いました。 その過程で、指導者が各手法の問題点や改善点について指導をしました。 さらに、モデル患者の顔面部を用いて、衛気の瀉法の練習もしました。

・取穴
今月は、手太陽小腸経から腕骨・陽谷・養老・支正の取穴を練習しました。

・小里方式
二班に分かれて、「小里方式進行表」に基づいて進めました。

小里方式(1)2025年9月

小里方式(2)2025年9月

報告者 文:山森 写真:鶴留