2025年12月の例会報告

日時:12月21日(第3日曜)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)302号室
電話:077-561-7700
研修時間 10:00~16:30まで

【午前】10:00~12:00
10:00 会務報告
 臨床検討会 テーマ「上肢の疾患」
 標治法 「ゾーン処置」・「円鍼とローラー鍼」

12:00 昼食・休憩

【午後】13:00~16:30
 菽法脈診・ 取穴法(手の厥陰心包経)・基本刺鍼など基礎実技
  小里方式

【午前】
・挨拶と会務報告(二木先生)

 今年を振り返ると言うことで以下のような話でした。

公式テキストについて
 公式テキストを脱稿し、現在は編集作業中であること。新しい人を迎えるうえで
も、テキストの発刊を急ぎたい、との話でした。

漢方鍼医会、伝統鍼灸学会参加
 学会参加に先立って、5月には本部と滋賀が行き来し、補瀉手法のすり合わせを
した。その上で、近年、本部と地方で活動内容にズレが生じており、今後の会の
あり方として、実技などを統一する方向なのか、緩やかに連携する方向なのか、
本部として考えてもらいたいこと。
また、今後の取り組みとして、補瀉に関するシンポジウムを本部と地方が協力し
て開催してはどうかと提案した、という話でした。

特別講演を聴いて
 森ノ宮医療学園の清水先生から、養成学校では西洋医学的な説明が中心になりが
ちであり、実技では局所的な変化に頼る指導が主流になっていると、また、教員
の多くが臨床を行っていない現状である、との話を聞いて、学校教育が大きく変
わるにはよほどのことがない限り難しい」と感じたとのことでした。

3回目の講師
 滋賀県鍼灸マッサージ師会の学術研修会で3回目の実技講師を務め、今回はモデ
ル治療を行った。喉の不調を訴えた参加者が本治法と標治法で大きく改善し、会
場に驚きが広がった。
 また、参加していた滋賀盲の先生から盲学校の現状を聞き、生徒数減少により教
員採用がないこと、卒業生はほとんどがマッサージに従事し、鍼灸は活用してい
ないことなど、教えられた。視覚障害者が鍼灸で経済的に自立できるという情報
発信の必要性を強く感じた、とのことでした。

・臨床検討会(上肢の疾患)
 比較的よく遭遇する「テニス肘」について、肩甲骨内縁に対する二木式奇経鍼に
よる施術方が有効である、との意見が多くの先生達から出されました。
 実技研修では、肩甲骨内縁における施術ポイントの見つけ方と、その具体的な施
術方法について学びました。

臨床検討会(1)2025年12月
臨床検討会(2)2025年12月
臨床検討会(3)2025年12月

【午後】
・取穴(手厥陰心包経)
 中衝・労宮・大陵・内関・間使・郄門・曲沢の各経穴を練習しました。

取穴2025年12月

・拡張ゾーン処置
 施術法と施術ポイントの見つけ方を練習しました。

・小里方式
 今月は基礎班と研修班に分かれて行いました。
 基礎班では、モデル患者をもとに診察所見の見方や考え方を学び、研修班は「小
里方式進行表」に基づいて実践的な研修を行いました。

小里方式(1)2025年12月

小里方式(2)2025年12月

盲導犬キャッチ2025年12月

報告者 文:山森 写真:中嶋

2025年11月の例会報告

日時:11月16日(第3日曜)
会場: 脈診流にき鍼灸院
TEL:0749-26-4500
研修時間 10:30~16:45まで

【午前】10:30~12:00
・会務報告
・特別実技「ストレッチでリセット」・「気功」 中尾先生
 
昼食・休憩

【午後】13:00~16:45
・菽法脈診・ 取穴法(足少陰腎経)・基本刺鍼など基礎実技
・小里方式
 
・17時より懇親会

【午前】
・特別実技「ストレッチでリセット」・「気功」 中尾先生

 午前は、中尾先生による特別実技「ストレッチでリセット」の指導でした。始めに、ストレッチの注意点として反動をつけたり、呼吸を止めたり、無理をしないことを説明していただいてから、実際に身体を動かしながら一つ一つ指導していただきました。背伸びで全身を伸ばすことから始まり、上肢、胸部、背部、下肢へと順番に普通に呼吸しながら15秒ずつ伸ばして進めていきました。最後は胡座に座って深呼吸をして終わりました。
 普段、ストレッチをしていなかったので、身体がほぐれ、楽になりました。
 時間が余ったので、予定にはなかったのですが、気功も教えていただきました。気功は肩幅に足を開いて立って行い、労宮、湧泉、会陰から地の気を取り込み、その後、少し解放して、身体の中の悪いものを地中に送るイメージでシュッと息を吐く動作と、手を上に上げて頭の上で天の気を受け取り、百会から身体の中へ天の気を取り込む動作を指導していただきました。
 気功をしていると、身体が温かくなりました。

特別実技(1)2025年11月
特別実技(2)2025年11月

【午後】
 午後は2つの班に分かれてそれぞれ実技を行いました。

・菽法脈診・ 取穴法(足少陰腎経)・基本刺鍼など基礎実技
 菽法脉診は、治療院のベッドにモデルを寝かせて、総按、単按で脈の菽法の位置や遅数、滑渋の脈状をモデルを変えながら確認していきました。

 取穴は、今回、足少陰腎経で湧泉、然谷、太溪、復溜、陰谷とよく使う経穴を、モデルを使って取って行き、脈、腹、肩上部の三点セットで確認しながら、経穴の位置が正確に取れているか指導していただきながら進めていきました。湧泉と陰谷は、今までに教わった位置とは違っていたので、取穴するのに慣れず苦労しました。

 基本刺鍼も、モデルをベッドに寝かせて、おなかを使って手法の確認をしていきました。まず、腹の皮膚のざらつき具合で衛気の手法か営気の手法かを判断し、始めに状態を悪化させる適合しない手法から行い、三点セットを用いて変化を確認し手法ができていれば、状態を改善させる適合する手法を行い、再び三点セットで今度は状態が改善されているかを確認していきました。手法をする長さや姿勢などによって鍼の効果の違いを三点セットで確認することができました。

・小里方式
 それぞれの班で、指導者、治療者、モデル患者と役割を決めて、時間内に診察、治療を終えられるように実技を行いました。

小里方式(1)2025年11月
小里方式(2)2025年11月

【懇親会】
 17時から、彦根の中華料理店「満源」にて、8名が集まり、楽しく語らいながら、おいしく中華料理をいただきました。

報告者 岸田

2025年10月の例会報告

日時:2025年10月19日(第3日曜日)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)
電話:077-561-7700
研修時間 10:00~16:00まで

【午前】10:00~12:00
・朝の挨拶と会務報告
・臨床検討会「五十肩」
・標治法 押し流す処置

【午後】13:00~16:30
・脈診修練
・基本刺鍼 衛気/営気の手法 顔面部への衛気の瀉法
・取穴法(足の太陽膀胱経)
・小里方式

今回は、聴講生としてお二方が参加されました。

【午前】
・朝の挨拶と会務報告 二木先生

プロ野球、阪神がクライマックスシリーズ3連勝で通過、また昨日メジャーリーグ大谷選手が大活躍された話題から始まりました。先日開催された日本伝統鍼灸学会では実技が盛況であったこと。また次世代の育成が鍼灸業界全体、そして当会においても重要な課題であることをお話しされました。先の大谷選手のように、憧れの存在となるような鍼灸師であることが大切だと述べられました。

・臨床検討会 「五十肩」
まず岸田先生から、現在では五十肩が「関節包の炎症」と定義されているというお話から始まり、続いて各先生方からこれまでの五十肩の治療にまつわる苦労話や発見、現場で活用している経穴や施術内容について教えていただきました。
本治法の重要性や、他疾患との鑑別、自発痛の治療にていしんが非常に有用であること、テーマを発案された藤崎先生からは柔整の視点で、解剖学的な面からの考察についてもお話しいただきました。

臨床検討会「五十肩」2025年10月

先生方の質問から、肩関節疾患に対する補助療法を実演していただくことになりました。
さらにこの流れで、次回11月の治療室例会では「ストレッチ講習」をしていただくことも決まりました。

・実技講習
 1. 大胸筋の緩め方・自重を利用した肩関節亜脱臼の矯正(二木先生)

臨床検討会「五十肩」大胸筋のゆるめ方2025年10月

臨床検討会「五十肩」自重による肩関節矯正2025年10月

 2. 巻き肩の矯正(小林先生)

臨床検討会「五十肩」肩鎖関節矯正2025年10月

亜脱臼に対する自重の活用では、患者自身に脱力してもらうことが意外と大変だったり、巻き方の矯正ではクロール様の運動で肩がゴリゴリ鳴るモデルがいたりと、学びが多く大いに盛り上がった実技講習となりました。

・標治法 押し流す処置

押し流す治療2025年10月

【午後】
・脈診練習 菽法脈診

二人一組になって、菽法の位置に正しく指を当てるための練習を行いました。
また、先月診せていただいた二木先生の「骨折の脈」も再び確認させていただきました。

脉診修練2025年10月

・基本刺鍼 衛気/営気の手法 顔面部への衛気の瀉法
はじめに、二人一組になって、腕に衛気/営気の手法を施し合いました。互いの問題点を確認し、改善のためのアドバイスを行いました。
次に、モデル患者の腹部を使って手法の練習を行いました。衛気・営気のどちらの手法が適しているかを判定し、あえて先に適さない手法から行った後、
適した手法を行いました。その過程で、指導者が各手法の問題点や改善点について指導しました。

基本刺鍼(1)2025年10月

基本刺鍼(2)2025年10月

モデル患者の顔面部へ衛気の瀉法を行うことで、抜鍼のタイミング、その際の感覚をつかむ練習をしました。適切な手法ができた場合の腹部の緩み等も確認しました。
 
・取穴法(足太陽膀胱経)
今月は、足太陽膀胱経から京骨・金門・委陽・委中の取穴を練習しました。

取穴2025年10月

・小里方式
二班に分かれて小里方式進行表に基づき、それぞれ役割を決めて実技を行いました。
聴講の先生にはモデル患者として、実際の治療を体験していただきました。

小里方式(1)2025年10月

小里方式(2)2025年10月

報告者 中嶋

2025年9月の例会報告

日時:9月21日(第3日曜日)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)302号室
電話:077-561-7700
研修時間 10:00~16:30まで

【午前】10:00~12:00
会務報告
臨床あれこれ 「原因不明の右下腿の腫れの治療」 岸田先生
伝統鍼灸学会 シンポジウム リハーサル  二木先生
ビデオ撮影

12:00 昼食・休憩

【午後】13:00~16:30
菽法脈診・ 取穴法(手の太陽小腸経)・基本刺鍼など基礎実技
小里方式

【午前】
・挨拶と会務報告 小林先生
まず、猛暑の中、母親の部屋のエアコンが故障しかけたため、新調した話から始まりました。そこから、視覚障害者協会の行事で関西万博に行き、4つの国のパビリオンを見学し、大屋根リングも歩いた話へと移り、最後に、臨床では膝や腰など複数の痛みを訴える女性患者の原因が足首の歪みにあると判断。捻挫歴が多く関節が不安定で、本治法により改善の兆しは見られたが、整復法に不安があり、詳しい技術を知っている人がいたら教えてほしいと話を締めくくりました。

会務報告2025年9月

・臨床あれこれ 岸田先生
原因不明の右下腿の腫れに対し、肺虚肝実証で約2か月間治療を続けた結果、下腿部の腫れは徐々に改善し、歩行や正座もできるようになった症例を発表しました。

臨床あれこれ2025年9月

・シンポジウムのリハーサルと動画の撮影 二木先生
10月に開催される伝統鍼灸学会のシンポジウムに向けて、リハーサルを行いました。 続いて、シンポジウム内で上映する実技動画の収録をしました。
しかし、1回目の撮影では後半部分が撮れておらず、再収録。トラブルがありつつも、どうにか撮影を終えました。

シンポジウムのリハーサルと動画の撮影(1)2025年9月

シンポジウムのリハーサルと動画の撮影(2)2025年9月

【午後】基礎実技
・脈診修練
はじめに、二人一組になって、各瀉法に正しく指を当てる練習をしました。
次いで、二木先生が右大腿部を疲労骨折したということで、骨折の脈を見せてもらいました。
そして、骨折の患部に瀉法鍼を打ち込むことで骨折の脈が改善し、胃の気が出てくるのを観察しました。

脈診修練2025年9月

・基本刺鍼
はじめに、二人一組になって、腕に衛気・営気の手法を施し合いました。 その際、互いの問題点を確認し、改善のためのアドバイスをしました。次に、モデル患者の腹部を使って手法の練習をしました。 まず、どちらの手法が適しているかを判定し、あえて先に適さない手法を施した後、適した手法を行いました。 その過程で、指導者が各手法の問題点や改善点について指導をしました。 さらに、モデル患者の顔面部を用いて、衛気の瀉法の練習もしました。

・取穴
今月は、手太陽小腸経から腕骨・陽谷・養老・支正の取穴を練習しました。

・小里方式
二班に分かれて、「小里方式進行表」に基づいて進めました。

小里方式(1)2025年9月

小里方式(2)2025年9月

報告者 文:山森 写真:鶴留

2025年8月の例会報告

日時:8月24日(第4日曜日)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)302号室
研修時間 10:00~16:30まで

【午前】10:00~12:00
会務報告
ビデオ撮影
標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療

12:00 昼食・休憩

【午後】13:00~16:30
菽法脈診・ 取穴法(手の少陰心経)・基本刺鍼など基礎実技
小里方式

【午前】
・会務報告

二木先生の挨拶から始まり、続けて10月に開催される日本伝統鍼灸学会のシンポジウムで発表するビデオ撮影の説明がありました。

会務報告2025年8月
会務報告2025年8月

・ビデオ撮影
二木先生以外の参加していた会員で撮影者、モデルと役割を分け撮影に臨みました。照明の調整や進行のしかた、映像の見え方など何度も確認し、意見を出し合いながらリハーサルをした後、本番撮影をしました。10分以内の短い動画でしたが、撮影する大変さがよく分かりました。

ビデオ撮影(1)2025年8月
ビデオ撮影(1)2025年8月
ビデオ撮影(2)2025年8月
ビデオ撮影(2)2025年8月

【午後】基礎実技
・取穴(手少陰心経)
・基本刺鍼

今月の参加者は8人だったので、取穴は二人一組になって、互いの手少陰心経を取り合い確認しました。
基本刺鍼は、取穴で組んだ相手と手を使って衛気・営気の手法を確認した後、4人が集まり、腹で衛気・営気の手法をし、三点セット(脈・腹・肩上部)で確認し評価しました。腹を使うと、手技の善し悪しが皮膚のつやや肩上部の硬さ、脈の変化でよく分かりました。

・小里方式
小里方式は、基本刺鍼の時と同じメンバーで、小里方式進行表に基づいて、患者、術者、指導者と役割を変えながら、各班3例ずつ行いました。各班、証の決定で苦労するところもありましたが、進行表に沿って行うと比較的スムーズに実技を進めていくことができました。

小里方式(1)2025年8月
小里方式(1)2025年8月
小里方式(2)2025年8月
小里方式(2)2025年8月

報告者 岸田

2025年7月の例会報告

日時:7月20日(第3日曜日)
会場:草津市民総合交流センター(キラリエ草津)302号室

内容
【午前】10:00~12:00
・会務報告
・臨床あれこれ 鶴留先生 
・標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療

【午後】13:00~16:30
 基礎実技
 ・菽法脉診
 ・取穴法(足太陰脾経)
 ・基本刺鍼
 ・小里方式

【午前】
・臨床あれこれ

 まず、鶴留先生から、幼少期に畏れていた女性と患者として再会。葛藤を乗り越え、治療者として向き合い、良好な関係を築いた、という話から、各先生方が自身の葛藤や過去の体験について語り、深い対話の時間となりました。

・標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療
 先月に引き続き押し流す奇経治療の実技をしました。

標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療(1)2025年7月
標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療(1)2025年7月
標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療(2)2025年7月
標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療(2)2025年7月
標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療(3)2025年7月
標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療(3)2025年7月

【午後】基礎実技
・取穴(足太陰脾経)

 2グループに分かれて、脾経の大都から陰陵泉までの取穴を練習しました。

取穴(1)2025年7月
取穴(1)2025年7月
取穴(2)2025年7月
取穴(2)2025年7月

・基本刺鍼 衛気・営気の手法
 衛気・営気の手法を確認する際、モデル患者の腹部を使って、どちらの手法が適しているかを見極めました。 あえて最初に症状が悪化する可能性のある手法を施し、その後、改善が見込まれる手法を実施。 効果の判断は、脉・腹部・肩上部の3か所をチェックして行いました。

基本刺鍼2025年7月
基本刺鍼2025年7月

・小里方式
今月は出席者が少なかったため、二木先生の提案で、全員が「指導者・術者・患者」の3つの役割を経験する形式で、2班に分かれて実技を行いました。 途中、指導者役の人が術者になってしまう場面もあり、メンバーによっては取穴の判断に迷い、ヘルプを求める場面もありましたが、非常に有意義な実技となりました。

小里方式(1)2025年7月
小里方式(1)2025年7月
小里方式(2)2025年7月
小里方式(2)2025年7月
盲導犬キャッチの写真
2025年7月20日の盲導犬キャッチ

報告者 山森 / 写真 中嶋

2025年6月の例会報告

日時 2025年6月15日(第3日曜日)10:00~16:30
草津市民総合交流センター(キラリエ草津)午前:301会議室 午後:301会議室

内容

午前
・会務報告
・標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療
・臨床検討会 「耳鳴り」

午後
 基礎実技
・取穴法(足の陽明胃経)
・基本刺鍼 衛気・営気の手法の確認
・顔面部への衛気の瀉法
・小里方式

【午前】
・会務報告

・標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療
 先月に引き続き押し流す奇経治療の実技をしました。

・臨床検討会 「耳鳴り」
 耳鳴りのタイプが異なる患者さん2症例について、主訴や既往歴、そのほかの症状などから、
東洋医学的な耳鳴りとの関連や、証立て、治療アプローチについての意見が交わされました。
また各先生方による耳鳴りの臨床例も紹介されました。

さらに今回のテーマである「耳鳴り」に加えて、
併発しやすい「めまい」や、突発性難聴、メニエール症候群、耳石症、椎骨動脈乖離などについても、
先生方の経験や治療に対する考え方が紹介されました。

【午後】基礎実技
・取穴法(足陽明胃経)

 2グループに分かれて、足の陽明胃経の経穴を、井穴の厲兌から合穴の足三里までいくつか選び、
モデルの経穴を順番に取穴して、正確に取れているかを脉・腹・肩上部の3点で確認しました。

・基本刺鍼 衛気・営気の手法
 衛気・営気の手法の確認では、モデル患者の腹を使って、衛気か営気のどちらの手法が使えるかを判断したのち、あえて先に悪くなる方の手法から行い、次に良くなる方の手法を行いました。改善したかどうかの判断は取穴と同様に、脉・腹・肩上部の3点で確認しました。

・顔面部への衛気の瀉法
自己修練が可能な顔面部へ衛気の瀉法を行い、脉・腹・肩上部の変化や、術者側とモデル側それぞれの感じ方などを確認しました。

また今回の検討では、治療効果の評価方法について新たな発見もありました。
 

・小里方式
小里方式進行表に基づき、それぞれ役割を決めて実技を行いました。
今回は1グループにまとまって、指導者役と施術者役をじゃんけんで決めました。

小里方式実技風景
小里方式(1)2025年6月
小里方式実技風景
小里方式(2)2025年6月
小里方式実技風景
小里方式(3)2025年6月

今回の例会の合間には、今年還暦を迎えられた先生・そうでない先生が、
赤いちゃんちゃんこを着て記念撮影をされました。

還暦祝いの集合写真
還暦祝い(1)2025年6月
還暦祝いの集合写真
還暦祝い(2)2025年6月
還暦祝いの集合写真
還暦祝い(3)2025年6月
盲導犬の休憩
盲導犬のキャッチ2025年6月

報告者 中嶋・岸田

2025年5月の例会報告

日時 2025年5月18日(第3日曜日)10:00~16:30
草津市民総合交流センター(キラリエ草津)午前:301会議室 午後:301会議室

内容
午前 301会議室
・会務報告
・臨床あれこれ 山森伸樹先生
・標治法 押し流す処置・押し流す奇経治療

午後 301 会議室
・基本刺鍼
・衛気・営気の手法の確認 本部と滋賀との手法の比較
・小里方式

今回は漢方鍼医会本部長、学術部長をお迎えして、手法について非常に有意義な研修時間が持てました。来月もこれを活かして研修に励んでいきたいと思います。

【午前】
・会務報告

 会長挨拶から始まり、本部からのご挨拶の後、会務報告を行いました。

・臨床あれこれ 「クレンチング症候群と奇経」 山森伸樹 先生
 噛み締め、頸部の緊張などが主症状である「クレンチング症候群」について、その発生要因や西洋医学的な概要、また鍼灸治療において奇経からのアプローチが有効であることを、臨床事例から提示していただきました。
実際の睡眠中における噛み締め症状など、ほかの先生方による体験談や質問にも繋がりました。

 発表後にはモデル患者に対して、頸部の緊張とともに、特に耳の固さや痛みが指標となることを、参加者全員で体験しました。
肩髃・巨骨などの穴を活用した奇経治療が有用であることから、そのままスムーズに当初予定していた「押し流す処置・押し流す奇経治療」の実技体験をする流れとなりました。

臨床あれこれ2025年05月

【午後】基礎実技
・基本刺鍼

 基本刺鍼による手法修練は2人一組となり、お互いの腕を使って衛気・営気の軽擦の速さや手法の基礎を確認しました。

・衛気・営気の手法の確認
 衛気・営気の手法の確認では、モデル患者の腹を使って、衛気か営気のどちらの手法が使えるかを判断したのち、あえて先に悪くなる方の手法から行い、次に良くなる方の手法を行いました。改善したかどうかの判断は、脈・腹・肩上部の3点で確認しました。

 さらに今回は本部長、学術部長にお越しいただき、滋賀と本部との手法の違いについての比較検討を行うことができました。

衛気・営気の手法の確認(1)2025年5月
衛気・営気の手法の確認(2)2025年5月

・小里方式
 小里方式進行表に基づき、モデル患者役、術者役、アドバイザー役と、それぞれ役割を決めて実際の臨床に則した実技を行いました。

小里方式(1)2025年5月
小里方式(2)2025年5月

・反省会
 今回の例会は本部からのお二方をお招きしたこともあり、1日をふり返る感想の時間を設けました。現時点における漢方鍼医会について再確認するための、実りある例会になりました。

・懇親会
 例会終了後には近くのお店で懇親会が開かれました。
 先生方みなさん仲睦まじく、琵琶湖ハイボールなどを堪能されました。

報告者 中嶋

2025年4月の例会報告

日時 2025年4月20日(第3日曜日)10:00~17:00

場所 草津市民総合交流センター(キラリエ草津) 午前:403会議室 午後:302会議室

内容
午前 403会議室
・総会
・補瀉について 二木清文先生

午後 302会議室
・実技
脉診修練
取穴(手の太陰肺経)
基本刺鍼
小里方式

【午前】
・総会

 会長挨拶から始まり、令和6年度事業報告、令和6年度会計報告、新役員任命、令和7年度事業計画案、令和7年度予算案、その他の議案と順番に進めていきました。

司会者写真
令和7年度総会 司会
会長の写真
令和7年度総会 会長挨拶
議長写真
令和7年度総会 議長

●シンポジウムリハーサル 補寫について 二木 清文先生
今年の10月に行われる伝統鍼灸学会で発表するシンポジウムのリハーサルを行いました。リハーサル後に、会員からの感想や意見を出し合いました。

シンポジウムリハーサル写真
シンポジウムリハーサル1
シンポジウムリハーサル手法実演写真
シンポジウムリハーサル2

【午後】基礎実技
 午後の実技は2班に分かれて、基本修練を行い、その後に小里方式を行いました。

 脉診修練は、菽法の高さを2人一組になって確認しました。

 取穴は、手の太陰肺経の経穴を井穴の少商から尺沢までいくつか選び、モデルの経穴を順番に取穴し、正確に取れているか脉、腹、肩上部の三点で確認しました。

 基本刺鍼は、モデルのは腹を使って、衛気か営気の手法どちらが使えるかを判断してから、先に悪くなる方の手法から行い、次に良くなる方の手法を行いました。判断は取穴同様、脈、腹、肩上部の三点で確認しました。

手法修練実技写真
手法修練2025年4月
手法修練② 実技写真
手法修練② 2025年4月
腹を使った手法修練
手法修練③ 2025年4月

小里方式は、小里方式進行表に基づき、それぞれ役割を決めて実技を行いました。

小里方式 実技写真
小里方式 2025年4月

報告者 岸田

2020年2月の例会報告

日時 2月16日(第3日曜日)
会場 草津市立まちづくりセンター(309号室)
電話番号077‐562‐9240
研修時間 9時40分から16時55分まで

研修内容
9:40 会務報告
10:00 臨床あれこれ 発表:小林先生 司会:山森先生
10:30 症例検討&実演 「耳鳴り・頭鳴り」 司会:岸田先生
12:00 昼食
13:00 奇経治療
13:30 脈診修練
14:00 基本刺鍼
14:30 小里方式(前半) 
15:30 休憩
15:40 小里方式(後半)
16:40 反省会
17:00 例会終了

朝の挨拶

朝の挨拶2020年2月

朝の挨拶は小林先生でした。今年の冬は雪が少なく雪かきをしなかったこと、新型コロナの広がりについてお話しされた後、お亡くなりになられた野村監督の話をされました。著書の「運鈍根」に書かれた「運・鈍・根」(運:勝ちをつかむ努力、鈍:当たり前のことを当たり前にする、根:やらなければいけないことを続ける)の説明をしていただきました。それから開業してから7~8年頃に起きた出来事によって鍼灸師をやめようと思ったこと、野村監督の「運鈍根」と同様の言葉を父親からもらって立ち直れた経験を話されました。

臨床あれこれ

臨床あれこれ2020年2月

臨床あれこれの発表は小林先生でした。私が鍼灸師になるきっかけというテーマでお話をされました。小学生の頃は医者になりたかったこと、中学2年の時にベーチェット病を発症し、ステロイドの副作用に苦しんだこと、倒れて一時、寝たきり状態になったこと、高校入学しばらくしてから両目とも失明し、盲学校に入学してから二木先生と出会ったことを話され、そして今している治療のこと、この気を扱う経絡治療を学べてよかったことを話されました。

症例検討&実演 「耳鳴り・頭鳴り」

症例検討&実演2020年2月(1)
症例検討&実演2020年2月(2)
症例検討&実演2020年2月(3)
症例検討&実演2020年2月(4)

司会は岸田先生でした。はじめに座学で耳鳴り・頭鳴りの説明と質疑応答をし、その後、座学の中で出た実技の実演をしました。

実技

実技は午後から奇経治療、脈診修練、基本刺鍼、小里方式を行いました。

報告者:岸田美由紀